アメリカルアーの中でもかなりメジャーな存在だと思います。大好きなルアーなのでディープタイニーNについて書いてみます。
リッククランがシークレットにしていたと紹介されたこのルアー。それだけで好きになる要素は充分。釣れなくて困った時に助けてくれそうなサイズ感。カラーも厚いクリアコートにキラキラ大盛り。好きです。
- ディープタイニーNのスペック
- リッククランによるフックサイズのチューニング
- タックルのお話し
(プラドコウェブサイト記載の数値)
重量 1/8オンス 3.54g
長さ 1 1/2インチ 3.81cm
潜行深度 4-6フィート 約1.2m~1.8m
フックサイズ #6
アクションはプラドコのウェブサイトに「タイトウィグル」と記載されています。個人的な感想はタイトウィグルというよりややワイド気味に泳ぐ印象です。
ディープタイニーNで有名なのはフックサイズのチューニング。1999年にリッククランが明かしたフックをフロント#6、リア#4に変えるというもの。小さいルアーなのでフックサイズ変更によるアクションへの影響は大きそうです。
「トーナメントシリーズ」と書かれたパッケージの物は最初からフロント#6、リア#4が装着されていました。私もこのフックサイズに変更して使う方が好きなのでアクションがワイド気味に感じるのかも知れません。 製造時期によって装着されているフックサイズに違いがあって前後#8でパッケージに入っていた物の存在したような気がします。
このルアーに限らずフックサイズを大きくすると前後フックの絡みが気になるところですが、ディープタイニーNはこのセッティングだと絡むことは少ないです。前後に#6フックを装着して使うときは、ショートシャンクのフックにスプリットリングのサイズを小さくすると、絡んでしまうことも少なくストレス無く使えます。
・タックルのお話し
この本に影響されてグラスロッドに25ポンドラインを使った方も少なくないのではないでしょうか。 もちろん私もです。「秘密のクランクベイト」
リッククランと同じ事はできなくてもそれっぽい雰囲気なら満足です。
6フィート6インチのグラスコンポジットのロッドでまあまあ投げられてます。実際にウエイトを測るとフック交換後で5グラム位なので飛距離の出るルアーでは無いですが、ベイトフィネス的なタックルでなくても普通に使用できます。
クランクベイトのタックルの話しは奥が深く、人それぞれのこだわりも多いと思います。ロッドだけでもカーボン、グラス、コンポジット。ラインもナイロン、フロロ、シチュエーション次第ではPEも。リールもスプール径の話しに加えてローギア、ハイギア。それぞれに特徴があって、メリット、デメリットがありますね。
感度や軽さを優先するとカーボンのライトからミディアムライト位のロッドが扱いやすいです。グラスロッドの方がバイトの乗せやすさ、ばらしにくさは優位と言われていますが、結局は使う人の好み次第だと思っています。
自分の感覚ではディープタイニーNのように軽くてキャストしづらいルアーには6フィート6インチ前後の長さのロッドが扱いやすいです。
普段通っている関東の沼系フィールドだと岸沿いのアシ、ガマに近距離のキャストが多いのでショートロッド(5フィート9インチ、ライトアクション)でこのルアーをしばらく使ってみましたが必要な飛距離が出ずややつらいです。
プレッシャーが高い時や、水温が低いときにディープタイニーNが有効だと考えてますが、釣りが下手なためはっきり言い切れません。
たくさんのバスを釣らせてくれたルアーです。 ディープタイニーNは好きでよく使いますが、使って感じるのは、ルアーが小さければいつでも釣れるものでもなく、ルアーが小さくても大きい魚も釣れる。釣りをする場所の特徴と状況によって効果的なルアーは変わるんでしょうね。そんなところもバスフィッシングの楽しさのひとつですね。